キラキラした雪景色
家の宝、家宝はありますか。
今年のお盆は祖母が亡くなって新盆になります。
昔は夏休み帰省して家族でお盆を過ごしました。
その間迎え入れるご先祖様は私が生まれる前なくなった、
ご先祖様だったので、お盆という形をやっているだけでした。
今はあのおばあちゃんがかえって来る。と思うとお迎え団子も丁寧に作ってあげたいです。
自分がつながりを感じること。も大切ですが、父から、父のおばあちゃん、おじいちゃんの話をきき、会ったことのない方を思うこともできました。
私が今生きているということは必ずこのファイトしてくれたご先祖様のおかげなのです。
祖母は雪が降る中旅立ちました。一面の雪景色に太陽の光が当たり、キラキラ光る景色がずっと心に残っています。
とても美しものが好きだった祖母。やわらかい薄紫色のお着物。品のいい器が好きな人でした。
そんな祖母の亡くなった日はとても美しく。雪がキラキラ光っていたあの日を選んだのも祖母らしいなと思っています。
祖母から受け継いだ家宝はないのです。
金銭の話は父母、親戚の話合いで終わり。
その後の手続きなども忙しく、孫の私が祖母を思えるものとは出会えなかったのです。
なんだか聞いてはいけない雰囲気を感じたのです。
家族には話していないのですが私が祖母を思い出すのはあの景色なのです。
ふとしたとき思い出すのですがこの景色…いつまで鮮明に思い出せるのか。ふと不安になります。天女様が空にのぼっていくようだ…キラキラ。
私は自分の子供たちに祖母の話をしてあげられるでしょうか。
生きた証を残していきたいと思うのです。
いつか自分もファイトしなければいけないとき、ふと思い出す家族。
みんながいてくれたからファイトできるのだ!という支え。
おもいは形に残したいです。
それは未来の人の宝物になるはずです。