ジロジロ見れなかったあのときのこと
ジロジロみると
ちょっと前、だいぶ前
ジュエリークラフトマンの学校で勉強していたころ
なにを学ぶのか、悩んだときがありました。
彫金の素晴らしい作品を見るとき
ものづくりの技法の素晴らしいさを盗む。
どうやって作られているか、創意工夫に感動していたのです。
しかしいつの日か
細部をジロジロと見ていることに違和感を感じたのです。
全体を見てどう思うか。
がなにより大事にしたかったことで、感じたかったことでした。
今思うと二度と出会えないあの瞬間は貪欲に見なければいけなかったのかな。とも思いますが。
そんな感覚を大事にしたかったのです。
できないフリに疲れてきたので本気を出すときが来たと思います。
さあ、今から楽しみに‥
ルビーの見かたもいつも悩んでいます。
なにをコンセプトにしてみるか。
なんとなく見るより、どのルビーと人生を共にするか、ワクワクしながら選んでいただきたい!
私が選んだこのルビー、凛と輝くこのルビー
気づける人は少ないかもしれないけど通好みのにくいルビー、
なんてルビーを語っていただきたい!
そして、何度もなんども壁を乗り越えていただきたい。
ルビーにたくさん記憶させて欲しい。
あなたの生き様を。
そしてたくさんの人がそれを受け継ぎたいと願って欲しい。
希望のルビーにしてあげて欲しい。
してあげられるから。
必ず。
ルビーは愛の色